小説

□仕事の後は
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「ただいま戻りましたの」




白井さんが警邏に行って数時間後、ようやく支部に帰ってきた。



もう日付が変わってる時間なので支部には私しか残ってなくて。



帰ってきた白井さんはというと、顔には少し切り傷があって服が汚れていた。




「白井さん怪我したの?」




「…少々やっかいなスキルアウトとでくわしましてね…。これくらい大した事ないですの」




「無理しちゃだめよ。絆創膏探してあげるからちょっと待ってて」




バイ菌でも入ったら大変だと思い、座っていた椅子から立ち上がって近くの救急箱に手を伸ばした瞬間、




「………。」



いつの間にやら私のすぐ傍まできた白井さんは、無言で私にすりよってきた。



「白井さん?」




「…わたくし、お仕事頑張りましたの…」




「…お、お疲れ様…」




「そうじゃなくてっ!……いつもみたいに、ご褒美…」




あぁ、なるほど。
何をもじもじ照れてるのかと思えばそういう事か。




「ふふっ、白井さんったらご褒美欲しいの?」




「欲しい、…ですの…っ。だからはやく…」




「ちゃんとして下さいって言わなきゃ。今日は何して欲しいの?」



「き、今日もいつもみたいに…固法先輩にちゅーして欲しいですの…///」




「はい、良くできました」




ちゃんとおねだりできた白井さんのご希望通りにキスを一つ。




今回は大サービスで少し長めのやつ。



正直私がしたかったっていうのもあるんだけどね。



今日の白井さんいつも以上に可愛いのがいけないのよ。




息苦しくなったので口を離してやるとあんなに嬉しそうな顔しちゃって…。




「明日もご褒美のためにお仕事頑張りますね!」





そんな事言われたら理性をおさきれなくなるのわかってよ!

















 

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