小説

□幼い恋愛感情
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いつからだろう、
頭の中はあの人でいっぱい。




気付けばいつもあの人の事ばかり頭に浮かんでくる。



道を歩いていた時、すれ違っただけ。ただそれだけの関係なのに。




それなのに何でこんなに…




もしかして、一目惚れ、とか…?




いやいやいやいや有り得ない!そんな訳ないってミサカはミサカは




ドンッ



「いたッ!?」




「わっ、すいません。大丈夫ですか…?」




これで何回目だろう。
色々考えて歩いてると、何度も人にぶつかってしまう。




今回ぶつかった人はわざわざミサカに手を差し伸べてくれる良い人。




好意に甘えて手をとってみたが、その瞬間心臓が跳ね上がった。




常盤台の制服で、赤いリボンにツインテール。




それは正真正銘の
一目惚れの人だった。




「怪我はありませんの?」




「ぁ、え…っと、その…」




「それよりあなた…こんな時間に一人ですの?もう暗くなってきてますのに」




「い、今から帰る途中なのってミサカはミサカは突然の出会いに挙動不審になりつつも答えてみるっ!」




「なら家まで送りますわ」




「えぇっ!?そんなのいいよ!ってミサカはミサカはただでさえドキドキしてるのに一緒に帰るなんて心臓が持たないって訴えてみたりぃい」




「これも風紀委員の仕事の一つですから構いませんわ。家の方向はどっちですの?」




「こ、こっちってミサカは指さしてみる」




涼しげな顔をしながらミサカの手を握って指指した方へ前進。




あまりの緊張に頭が真っ白になったけど、あの人の手が想像以上に暖かい事だけは感じた。




少しでも長くいたいからって逆の方向を無意識に言っちゃったって事は、やっぱりミサカ…







あの人の事が好き…なのかな?
























黒子×打ち止めで空間止めって勝手に名付けた

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