黒琴
□01.
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「私…病気なのかも…」
「「…はい?」」
ボソリと呟いた言葉に目の前の二人は唖然とする。
二人が驚くのも無理はない…
数分前、私 御坂美琴は、友人の初春さんと佐天さんを呼び出しいつものクレープ屋に二人を呼んだ。
そして第一に私が発した言葉がその一言だったのだ。
「み、御坂さん病気なんですか!?そ、それなら安静にしないと!!」
「ちょ…初春落ち着いて。見た感じ元気そうに見えるんですけどね…。何かあったんですか?」
「…うん。実はね、最近黒子のスキンシップが少なくなってきたの…」
「「……へ…?」」
さらに唖然とする二人。
しばらく沈黙が続いたが、それを破ったのは佐天さんだった。
「それのどこが…病気なんですか?」
「おかしいの…スキンシップがなくなって嬉しいはずなのになんかこう…悲しいというか…」
「…悲しい?」
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