黒琴
□03.
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「…ごふっごふ…!!」
「…38.6…完璧風邪ですの」
次の日、
やはりというか私は熱を出した。
「今日は学校お休みしましょうか。私が看病しますので」
「いいわよ、黒子は学校行きなさい」
「愛しのお姉様が風邪で苦しんでるのに学校なんて行ってられませんわ」
「……ばかっ」
「それに風邪で弱ってるお姉さまを見ると…うへっうひっひっひ…」
「馬鹿なこと言ってないではやく学校行きな…げほっけほっ」
「お姉様こそ馬鹿なことしてないで安静に寝てくださいな」
ただてさえ体あついのに、黒子と一緒じゃ意識して熱も下がらないわ!
なんて本人にはいえず、私は黒子の言われるがままベッドに横になり、看病ということで黒子も休んでくることになった。
――――
――
―
あれ…
ここはどこだろ…
真っ暗で何も見えない…
ん…?
あれは…黒子…?
黒子!!
え、黒子の隣に誰かいる…
誰…?
ま、待って!!
おいてかないで黒子!!
見捨てないでっーーーーーー
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