黒琴
□05.
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しばらくの間、黒子の匂いをかぎながらぐっすり眠っていると突然、
<ピリリリ…>
私の携帯が鳴った。
せっかく気持ちよく寝てたのに…と思いつつ、渋々携帯を手にとる。
『あ、御坂さんですか?私です!』
珍しく初春さんからの電話だ。
「どうしたの?」
『白井さんから聞いたんですけど、御坂さん熱あるみたいですが…大丈夫ですか?』
ピクリ
白井という言葉に反応してしまった…
「あ…うん、もう大丈夫!!あの…黒子そこにいるの?」
「白井さんですか?白井さんちょっと前に出てっていないんですよ…」
「そ、そうなんだ…」
「あの、白井さんと何かあったんですか…?」
ドッスーンッ
思いもよらない言葉を発せられ、寝転んでたベッドからどはでに落ちた。
「な…っな、な…!!?」
「やっぱりあったんですねぇ。白井さんずっとぼーっとしてて、なんか心ここにあらずって感じだったんです」
く、黒子が…?
やっぱり私があんな事言ったからか…
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