黒琴
□09.
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「ゆ、夢みたい…」
目の前には青い空。
透き通るような青い海。
後ろには豪華な旅館。
そして隣には愛しい恋人。
あぁ、私もう死んでもいい…っ
それはさかのぼる事一週間前…
「大当たりーっ!!」
「え…、…えぇっ!!?」
それはギラギラと太陽がうっとおしいくらいてっているお昼すぎ。
ゲコ太のキーホルダーが欲しくて買いに行くと、ガラガラが一回できると言われやってみた。
するとまさかの一等。
しかも豪華な旅館に二泊三日できるというなんともおいしいものだ。
どうしよう私…
もしや運使いはたしてしまったんじゃないかしら…!?
と、こういう事だ。
初春さんと佐天さん、黒子も誘ってきたのだがみんな楽しそうでなにより。
「お姉さまっ、お姉さま!!」
黒子が手招きしてきたので何?と問うと耳打ちしてきた。
「作戦はねってきましたの!」
「本当!?でかしたわ黒子」
黒子のいう作戦とは、これまた数日くらい前にさかのぼる。
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