黒琴

□12.
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チュンチュン……


「ん…んぅ…っ」



小鳥のさえずりで目が覚める。



あぁ、もう朝か…


ゆっくりと重い体を起こそうとすると、腰に違和感を覚えた。



「な……っ!!///」



いつの間にやら黒子は、私の腰にしがみついて眠っていた。




毎日の事なのだが、いつになってもこれだけは慣れない…



黒子の体温を少しでも長く感じたいから、もうちょっとこのままでいたいな…




お、もしやこれがバカップルってものなのかな…?



うん、きっとそうだっ




だって私たちキスもしたし完璧なバカップル…………




そ、そうだ…っ


昨日キスしたんだぁ…っ!!///




急に昨日の事を思い出すと、なんだか一気に恥ずかしくなった。




「い、いつまでそうやって寝てんのよ黒子ォオオッ!!!」




「ひぎゃんんッ!!?」




恥ずかしさを紛らわすために、黒子に電撃をおもいっきり放った。




「ひ…ひどいですのぉ…」





「あ、あんたがずっとしがみついてるからでしょっ!!」





「ただのスキンシップですのぉー」




「スキンシップもほどほどにしてよねっ!!」




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