黒琴

□13.
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今日の黒子はいつになく真剣で、ずっとパソコンと睨みあってる。



全然私に見向きもしてくれないので、黒子の背中に抱きついてみた。



「ひゃぁうっ!!?お姉さま!!?」



「黒子ぉ、暇ー。何してんの?」



「え、えっと、最近また学生達が暴れ出す事件が多発してますから、その事を調べてますの」



おどおどと顔を赤らめながら説明してくれる。


もしやこの子、攻められるの苦手なタイプか…?



それはさておき…



「学生達が暴れ出す?」



「そうですの。一週間前からなんですが、約20人の人が被害に…」



うーんと腕を組み考え出す。


仕事熱心なのはいいけど無理しないでほしいなぁ…



「ねぇ、息抜きに散歩に行こうよ」


「え…っ?」



「パトロールも含めて!!」



「ですが…」



「ほら、行くわよ!!」



「ちょ、お姉さまぁ!!?」



強引にも黒子の腕を引っ張り、外へとでた。












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