41〜

□42.
2ページ/7ページ






「もう白井さんと御坂さんったらー、何しらけちゃってんのよ」




すると、お酒に酔ってフラフラな固法先輩が現れた。



あの固法先輩まで……。




「風紀委員たるものが未成年で飲んじゃいけませんのよ…」




「まぁまぁ、そんな固い事言わないのー。ほら、白井さんも飲んじゃえ飲んじゃえーっ」




「いえ、わたくしは遠慮しますの…」




「つれないわねぇ。お子様な白井さんはジュースのがいいかしら?ほれ」




「お子様は余計ですの。でもせっかくなのでいただきますわ」




やっぱりジュース欲しかったんじゃないのー、と固法先輩の冷やかしに黒子は眉をひそめながらも、先輩から貰ったオレンジジュースを口に運んだ。




「御坂さんもお酒いっとくー?」




「未成年ですって…」




「佐天さんを見習いなさい!」




「初春のパンツとったどー!」




「ぎやあああああああ返して下さいぃいいぃいいい」




「どこを見習えと…。私もジュースでいいですよ…ねぇ黒子」




同意を求めるため振り返ると
ガチャン、と。



黒子がもっていたグラスが手からすり落ちテーブルに激突した。




幸いグラスは割れてはいないが、中に入っていたオレンジジュースがテーブルから床へ滴る。




「黒、子…?」



下唇を噛み、うずくまった黒子に恐る恐る近づく。



黒子の顔色からして尋常じゃない事がわかる。



「どうしたの、黒子!?」




「体が、…熱い…です、の…」




「熱い…?熱でもあるのかしら…?」




「ひゃあ!?さ、触らないでぇ…っ」




熱をはかるため汗がにじみ出てる額に手をそえると、黒子は体をふるわせ私を突き放した。




え、なにこれ
ちょっと傷ついた。




「あら、白井さんどうしちゃったの」




「それが…体が熱いっていいだして…」





「ふぅん、効き目はやいのねこの媚薬」




「は…?」




先輩、今媚薬って……………。




















次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ