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「…こ、くろ……、………黒子っ!」
「…ふえ?」
眩しい朝日が窓越しから目を刺激し、愛しい人の声とほっぺの微妙な痛みで目が覚めた。
寝起きの脳で頭を回転させると、どうやらお姉様に頬をつねられてるみたい。
「やっと起きた。ずっと起こしてたのよ?」
「すみません…」
「…別にいいけどさ。でもあんたが私より起きるの遅いって珍しいわね。よほど楽しい夢でも見てたの?」
「ゆ、め…?」
今までのは全て夢?
なんでまた小四の時の…
「ちょっと、昔の夢を見てましたの」
「ふーん、どんな?」
「わたくしが初恋した時の事ですの」
「初恋!?」
「なんですの物珍しそうに。あ、でも今はお姉様一筋ですのよ?」
「べ、別にそんなの聞いてないっての!!」
「ひゃうんっ!!?」
照れ隠しに電撃を放ってきて、避ける術もなくそのまま直撃。
本当容赦ないです事。
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