41〜

□45.
1ページ/4ページ




「…こ、くろ……、………黒子っ!」



「…ふえ?」




眩しい朝日が窓越しから目を刺激し、愛しい人の声とほっぺの微妙な痛みで目が覚めた。



寝起きの脳で頭を回転させると、どうやらお姉様に頬をつねられてるみたい。



「やっと起きた。ずっと起こしてたのよ?」



「すみません…」




「…別にいいけどさ。でもあんたが私より起きるの遅いって珍しいわね。よほど楽しい夢でも見てたの?」




「ゆ、め…?」



今までのは全て夢?


なんでまた小四の時の…



「ちょっと、昔の夢を見てましたの」



「ふーん、どんな?」




「わたくしが初恋した時の事ですの」




「初恋!?」




「なんですの物珍しそうに。あ、でも今はお姉様一筋ですのよ?」




「べ、別にそんなの聞いてないっての!!」




「ひゃうんっ!!?」




照れ隠しに電撃を放ってきて、避ける術もなくそのまま直撃。




本当容赦ないです事。



















次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ