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□46.
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黒子がおかしい。



いや、いつもおかしいのだが最近はいちだんと変なのだ。



何かを警戒してるというか、おびえてるというか………。




今だって朝起きたらすぐ飛び付いてくる癖に、今日は辺りを見回して安全を確認してから抱きついてくる。




さすがにおかしいと感じて何があったか聞いてみると、それは予想外な答えで。




「最近…誰かに見られてる気がしますの…」



どこぞやのOVAでも見た事ある設定だがノータッチでいこう。




「例えばどんな?」




「監視されてるといいますか、なんて言うか…舐め回されてる感じ、ですの…」




ただの自意識過剰なんじゃないかと考えたが、黒子の表情はひきつっててとてもそんなものではないと感じた。




舐め回されてる感じ…



よくわからないけどたちの悪いストーカーかもしれないわね。




「よし、またその視線感じたら私に言いなさい。見つけ出してこてんぱにしてやるから」




「お姉様ぁ…っ、ありがとうございますのぉっ」




嬉しそうに頬擦りしてきたが、まだ表情には不安が残ってるようで。




取りあえずいつも通りに登校してそれぞれの教室に向かったのだが、




「お姉様ぁぁああっ」




休み時間、何度も何度も私のクラスにやってきた。



















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