〜†offrir de tableaux†〜

□『クローバーの招待状〜ドアのある森編〜』
1ページ/10ページ




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『クローバーの招待状〜ドアのある森Ver〜』
【20000Hit感謝&クロアリ発売カウントフリイラ】
《クローバーの招待状シリーズ・2ヶ月前編》

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「…………………………っ」



「おーい、ネズミさーん? いい加減出て来なよ−−」


「あー……やだやだ嫌だ! どうして猫ってあんなに野蛮なのかな? ギラギラ研いたナイフにフォーク、ネズミを見たらお腹が空くなんて単純過ぎるよ………って君!! 駄目だよ!!
顔なんて出しちゃ危ないだろ!? あの猫目敏いんだよ! 
見つかっちゃう……!
本当に俺の行くところ行くところ、どこでも現れるんだ! おかげでおちおち眠れやしない。
やっぱり安眠の為には息の根を止め………って駄目かなぁ……。
あいつ一応役持ちだし。でも」



「…………ふん? こっちの方から美味しそうな匂いが………!
そこにいるの、ネズミさ−ん?」



「…………っ!!
ど、ど、ど、どうしよう!?
捕まっちゃう? このままじゃ捕まっちゃうよね!?
う、撃ってもいいかな?
撃ってもいいよね?
撃たなきゃ食われる!
うん、撃とう!!」



「……見−−つけた。 さ、今日こそは大人しく俺の腹に…………ってあれ? あんたも一緒だったんだ。 丁度いいや、あんたも食べる?」


「〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」


「じゃ早速…………って、え? どうしたんだよ、そんなに怖い顔して。
え? ネズミさん食べちゃ駄目なの? いくらあんたでもそれは………って食べたらもう口聞いてくれないって!? 遊園地巡りもひざ枕もなし!?」



「猫嫌い、猫危ない、猫大っ嫌い!」


「ん−−………わかったよ食べるのやめるよ。今日のところは


「………っ!!?」


「…じゃあさ、代わりにあんたを食べていい?
ね、良いだろ?」



「だっ、駄目駄目! 絶対駄目なんだから!! 彼女は俺のなんだから、勝手に食べるとか許さない!!」


「じゃ、やっぱりネズミさんが食われてくれるの?」


「−−−−−っ」


「はは、冗談だよっ。
今日は食べない約束だもんな。
だから遊ぼうぜ?
このドアのある森で!」





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


【P.2→2人のUP.Ver】
【P.3→ピアスUP.Ver】
【P.4→ボリスUP.Ver】

画像圧縮版
【P.5→全体図】
【P.6→2人のUP.Ver】
【P.7→ピアスUP.Ver】
【P.8→ボリスUP.Ver】
【P.9→ピアス文字加工.Ver】
【P.10→ボリス文字加工.Ver】





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ