〜†offrir de tableaux†〜
□『クローバーの招待状〜ドアのある森編〜』
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『クローバーの招待状〜ドアのある森Ver〜』
【20000Hit感謝&クロアリ発売カウントフリイラ】
《クローバーの招待状シリーズ・2ヶ月前編》
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『
「…………………………っ」
「おーい、ネズミさーん? いい加減出て来なよ−−」
「あー……やだやだ嫌だ! どうして猫ってあんなに野蛮なのかな? ギラギラ研いたナイフにフォーク、ネズミを見たらお腹が空くなんて単純過ぎるよ………って君!! 駄目だよ!!
顔なんて出しちゃ危ないだろ!? あの猫目敏いんだよ!
見つかっちゃう……!
本当に俺の行くところ行くところ、どこでも現れるんだ! おかげでおちおち眠れやしない。
やっぱり安眠の為には息の根を止め………って駄目かなぁ……。
あいつ一応役持ちだし。でも」
「…………ふん? こっちの方から美味しそうな匂いが………!
そこにいるの、ネズミさ−ん?」
」
「…………っ!!
ど、ど、ど、どうしよう!?
捕まっちゃう? このままじゃ捕まっちゃうよね!?
う、撃ってもいいかな?
撃ってもいいよね?
撃たなきゃ食われる!
うん、撃とう!!」
」
「……見−−つけた。 さ、今日こそは大人しく俺の腹に…………ってあれ? あんたも一緒だったんだ。 丁度いいや、あんたも食べる?」
「〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
「じゃ早速…………って、え? どうしたんだよ、そんなに怖い顔して。
え? ネズミさん食べちゃ駄目なの? いくらあんたでもそれは………って食べたらもう口聞いてくれないって!? 遊園地巡りもひざ枕もなし!?」
「猫嫌い、猫危ない、猫大っ嫌い!」
「ん−−………わかったよ食べるのやめるよ。
今日のところは
」
「………っ!!?」
「…じゃあさ、代わりにあんたを食べていい?
ね、良いだろ?」
「だっ、駄目駄目! 絶対駄目なんだから!! 彼女は俺のなんだから、勝手に食べるとか許さない!!」
「じゃ、やっぱりネズミさんが食われてくれるの?」
「−−−−−っ」
「はは、冗談だよっ。
今日は食べない約束だもんな。
だから遊ぼうぜ?
このドアのある森で!」
』
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