┥幻想水湖伝文┝

□カイル日記壱
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どうも。女王騎士のカイルです。
太陽宮を裏切り者どもに奪われ、
姫様々をお助けすると言ったのにも関わらず
達成出来ずに、なんとか一人逃げ出し
ならせめて姫様々をお助けする機会を伺いながら
王子のお力になろうと、
ゲオルグ様居ない今!
王子のお力になろうと思い…


今に至る次第で御座います。


カイルです。



「あれー…」

「…通りましたね。さっき。」

(あぁ、王子おいたわしやっ…)

今オレ達はロードレイクを救うため、
ビーバー族に協力を得ようと
ビーバーロッジに向かう途中の山道に居ます。
カレコレ一時間位(プレイヤー様視点で)
さ迷っている現状です。
実はオレ、大分前から通ってない道には
気付いては居るのですが、
王子が自信満々に進んでいくものなので、
お声をかけるタイミングを逃し逃し…


あ、けして延々とさ迷い続けているのを
王子のせいにしている訳ではないので悪しからず。


そろそろ気付いて下さいと心中お願いしている
訳でして…


その時です。
いきなり王子の足が止まり…

「王子?どーしました?」
いきなり王子の足が止まり…

「王子?どーしました?」

「…てやる。」

「え?」

「着いたら歯、へし折ってやる。」



\(◎o◎)/



なな、何言っちゃってるのこの子ーーー!!!!?


じゃなくて落ち着けオレっ。
こんな時こそオレの出番ですよねっ!
落ち着いて対処し王子のお気持ちを納めなければっ…

「王子、何を言ってるんですか?これから彼らに協力を…」

「歯。」

「おう…」

「へし折ってやる。」



…こ、こんな時こそ王子直属のお付き、リオンちゃんの
出番ですよねっ!!

彼女なら王子のお気持ちを納めてくれるはず!


「リオンちゃん、王子を…」


その時です。
彼女の目が…


「王子…素敵…」


なにがっ!?


じゃなくてっ

なんだか、まだともに旅を始めてからまだ
そんなに経っては居ませんが
この二人を一緒にしておくのはまずい気がしてきました………


とりあえず、無事にビーバーロッジにたどり着ける事を
祈ることにします…


女王騎士のカイルでした…




追記。
こんなに輝いているお二方の目、初めて拝見しました。
 

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