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□跪くのは君だけ
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どういうことかと首を捻る。意味がわからない。
能がない奴には教えない? それはつまり、こんなにやっても守護獣を召喚出来ない綱吉はいらないということだろうか。
綱吉はとうとう退学宣告をされてしまったのか……。
「今、マイナス方向に考えたろ。少しは自身もちやがれ」
「どおいう……」
「だからな、俺はてめぇにモノを教えてるだろ?」
恐る恐るリボーンの顔を見上げる。
その顔は能面のようではなく、うっすらと笑みを浮かべていた。
綱吉の心搏数があがる。今までにリボーンに怒鳴られることがあったにしても笑ってもらったことはない。
「少しは自分で考えやがれ、ダメツナ」
「……っ!」
それは、それはつまり、自分のよいようにとってしまっていいということだろうか。
自分はリボーンの授業を受けている。それはつまり……、能があるということだろうか!
身体が熱くなってくる。
自分は力がないと、出来ない、とあきらめていた。だが、リボーンはあるといってくれた。
少しぐらい、自信をもってみるのも良いのではないだろうか……。
「我の守護獣よ、現れ!」
綱吉の高らかな声が校庭に響き渡った。
continue...
*ここからすべてが始まる。
次回から白蘭登場。