□携帯のメモに残っていたいつ書いたか不明な一文
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今朝浅き眠りの中
しっくりくるフレーズが組み合わされた…と思う
それは一片の短詩くらいのモチベーションははらんでいた
記憶から転記しなけりゃと思いながら
頭より先に体が起きた
そして
朝食の納豆を魯山人の如く
一心不乱にかき混ぜている最中
その言葉達は儚くも
消えてしまった
断片すら思い出せない
ただ
とても見過ごせない喪失感

自分は以前のように
貫通弾を
言葉の弾丸を
目にもとまらぬ早打ちで
おみまいできるだろうか


カフェインを絶って
時間が経って
本を読み切るのが
凄く遅くなった

真っ暗な部屋
ヘッドホンにはあの人の昔の唄
あの日途切れた夢の続きの
再生ボタンを探している
それはとても危険な上
不毛で
非生産的かもしれない
 

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