報いを求める君への24の提言
□ 報いを求める君への24の提言 3
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私は単なるプレーヤーに過ぎない
システムそのものでさえ干渉することはできない
あなたに詫びなければならない
あなたとの約束を忘れたわけではないが
果たせそうにない
そこに存在する塊が
虚像か実像か
確かめる術は
たった一つ
鋼の被膜を纏った弾丸で
この不安に満たされた胸を
貫こう
過去を抱きしめる
記憶の羅列など
映像情報に過ぎない
抱きしめた感触も
叙情的な髪の香りも
私にはどこからがインチキなのか
判断がつかない
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
死ぬほどの痛みならば
答えになるから
意味はないけれど
あぁ 駄目だ
先に意識が薄れてきた
あなたへの約束を
忘れたわけではないんだよ
アタッシュケースの中のジレンマ
モバイル＆ガン
非業の死を遂げなければ
｢サムライ｣とは呼ばれない
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
｢時速百マイルまではコントロールできるさ｣
台風の中
ウォーターハザードに揺すられながら
彼はエコロジータイヤで
何と戦っていたのか
百三十馬力は冷たく寄り添い
彼がそんな星の下に生まれた事を
とても大袈裟に哀れんでいた
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ
だから胸を撃つよ