独走世界(小説2)
□@LicE: 第三章
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「今日はここまでにしとくぅ?」
「せやな。外も真っ暗やし、彗も完全に寝てもぉてるし。」
「鼠君は私が責任もって送りましょう。他の皆さんは大丈夫ですね?」
「「「はぁーい。」」」
若干帽子屋が先生みたいになりながら、俺たちは帰路についた。
帰りにわかったことその一。
三月は俺と同い年
(鼠は一個下、帽子屋は二個上だった)
その二は本当に驚いた。
なんと、三月と俺はお隣りさんだったのだ!
「まさかこんな近くに住んでるとは……」
「最近越してきたばっかやけどな。」
「へぇ………わざと?」
「時計ウサギも馬鹿ではないんやな。」
ニヤリと笑う三月に少し怒りを感じたがあえてスルーしてやろう。
お前は俺のストーカーかと叫びたくなったがあえてスルーしてやろう!(このパターン、前にもあったな……)
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