long

□君の場所A
1ページ/4ページ


10代目…

黙ってお側を離れた事、お許し下さい…

でも俺は…

あいつを…

あの野球バカを…

この世界に引きずり込みたくなかったんです…

俺があのまま、あいつの側に居たら…

自惚れかもしれないけど…

あいつはきっと、この世界に足を踏み込んでたでしょう…

俺は…

それが嫌でした…

あいつには、バットが似合ってます。

太陽の下で…

太陽のような笑顔で、笑っていて欲しい…

まともな恋愛をして…

まともな結婚をして…

子供を作って…

何時までも…

太陽のようなその笑顔を絶やさないで欲しい…

どうか…

光在る世界で生きていて欲しいんです…

だから…

態と喧嘩をふっかけ、あいつの元を去りました…

関係無いって言われたのは、正直キツかったけど…

これで良いんだと思っています…

あいつには…

夢がある…

その夢を追いかけて欲しい…

だから…






10代目にも、色々ご迷惑をお掛けしていた事はわかっていました。

でも、10代目はお優しい方だから…

俺は…それに甘えていました…

今まで…ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。

俺は…

ここで…

あなたのご立派な姿を見るまで、影ながら応援しています…


俺は、あなたに迷惑しか掛けられなかった…

でも…





俺が居なくても、あなたの周りには沢山の仲間が居ます…

きっと…

どんな困難でも乗り越えられるでしょう…

10代目なら、大丈夫です…

俺も…

ここで、生きて行きます…

俺は…あなたに出逢えて…

10代目や山本に出逢えて…

本当に…よかった…

短い間だったけど…

本当に幸せだと思いました…

俺は…

初めて…

生まれてきて良かったと思いました…

生きるって楽しいと思いました…

10代目のおかげです。



ありがとうございます…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ