Novel

□HAPPY BIRTHDAY☆
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―7月29日―



「えぇぇぇぇ〜!?誕生日〜!!?」
「そうよ!明日、7月30日は星野くんの誕生日!」





朝、学校に着いて、美奈子から聞いて、初めて星野の誕生日を知ったうさぎ。





「うさぎちゃん、マジで知らなかったの?」
「うん…マジ。(汗)」



ガラッ…



教室のドアを開けて、スリーライツの3人が入ってきた。
うさぎはダッシュで星野に駆け寄り腕をつかんだ。




「星野っ!」



朝一いきなり、自分の想っている相手に腕をつかまれ、照れる星野。





「おだんご///…どうしたんだよ?」

「明日っ!誕生日って本当!?」



「あぁ。そーいえばそうだったなぁ。忙しくて自分でも忘れてた(笑)」



そぅ言いながら、笑う星野に対して怒るうさぎ。




「なんで言ってくれなかったの〜!?」

「いや、だから俺も忘れてたんだって。おだんご、なんかしてくれんの?」

「もぉ明日じゃ、何もできないじゃない〜!(涙)」



涙目になり、俯くうさぎに星野はおでことおでこを、くっつけて、小声で囁いた。



「じゃあ、俺明日、午前中学校来て、昼から19時まで仕事だから20時に俺の部屋で待ってろよ。」



「…///!なっ、何言って…」



うさぎがしゃべり終わるまでに、うさぎの手の中に部屋の鍵を握らせた。




「それ、マンションの鍵。明日は大気と夜天遅いから、それがないと俺部屋に入れないから。よろしくな☆」


「ちょ、ちょっと星野っ!あたし困るっ」





「誕生日プレゼントそれでいいから♪♪♪ほらっ、先生来たぞ。」



ど、ど、どうしよ〜!?やっぱりマズいわよね〜でも、誕生日プレゼント買う余裕もないし……



そんな一人で悶々と悩んでるうさぎの姿を愛おしいそうに見つめる星野。




―7月30日当日―



ガラッ





いつもみたいに、スリーライツが教室に入ってきて、うさぎが1番に駆け寄った先は……





「夜天くん!」





「はぁ!!?」






皆が驚く。何故なら朝スリーライツが来てうさぎの第一声が「星野ぁ〜!」から始まるからだ。



「な、何?月野」
「ちょっと来て!」




グイッ!





うさぎは夜天の手を握り、教室を飛び出した。残された星野はポカン…としていたが、我にかえった。
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