Novel
□席替え騒動！？
1ﾍﾟｰｼﾞ/3ﾍﾟｰｼﾞ
今日は人生最悪の日だ…。
何故なら……
「よぉ〜し、じゃあ今から席替えをするぞ〜。」
そぅ、席替え。
今までおだんごと前後で、超近くて、休み時間も席移動しなくていいし、授業中だってコソコソ話したりできる。
何より！他の男達から遠ざける事が出来る！！
それが離れてみろよ！？
四六時中一緒に居られねぇし、悪い虫が寄ってくるじゃん！
「先生！」
「何だ？星野」。
「俺は…席替え反対です！！」
「どうしてだ？（汗）」
どうしてだぁ？
…んな分かりきった事、今更聞くのかよ？？
「おだん……月野さんと離れるから！」
「せっ、星野っ！？？/////」
「……却下だ。」
ありえねぇ！
何て分からず屋な先生なんだよっ！？
「星野…仕方ないじゃない。」
「何だよ…おだんごは俺と離れて寂しくねぇの？」
「そーゆー訳じゃ…ないけど////」
「離れちゃったらさ…他の女子が離してくれないかもしれないぜ？」
「…え？」
案の定、不安な顔をするうさぎ。
俺の一言で浮いたり沈んだりするこの顔が堪らなくて、すぐにこうやって虐めてしまう。
「なっ？困るだろ？」
「う、うん…やだ…。」
「よし！じゃあ、おだんごも…。」
「先生！」
「何だ？月野。」
「あたしも席替えは反対かなぁ〜なんて…。」
「まさか、おまえも星野と離れたくないだけでそんな事言うのか？（汗）」
そうだ！言ってやれ、おだんご！
「だ、だって、星野と離れて困るのは先生だよ！」
「…何でだ？（汗）」
「あたしが居眠りしてたらすぐに起こしてくれるのは星野だし、あたしが問題分からない時にすぐ教えてくれるのも星野だし…。」
「却下だ（怒）」
撃沈…。
…おだんご、可愛すぎる////くそ〜っ！あんなに可愛くおだんごが熱弁したってのに効かねぇなんてなかなかやるな〜！
「全く…二人揃ってバカ。」
「さすが星野と月野さん…といったとこですね（笑）」