国指定史跡、吉見百穴。横穴式石室やヒカリゴケで有名なスポットですが、ここもやはり、もう一つの顔があるようです。


過去、日本軍の軍需基地があったといういわわくつき?の場所でもあるようです。
現在のさいたま市にあった中島飛行機工場が米軍の空襲によって壊滅的被害を受けたため、当時大規模掘削工事をへて吉見百穴の地下に施設が造られ移転しました。
その掘削工事の際には在日朝鮮人が強制労働させられたようです。その際に多発した落盤事故や無理な強制労働により絶命した朝鮮人労働者の霊の目撃談話が多いようです[日本各地にある朝鮮人強制労働者の霊が出没するというスポットはありますが…ここの噂の信憑性は比較的高いようです。]。


内部は複雑に入り組んだトンネルの様相をしています。呪いのビデオの中にも吉見百穴内部で不思議な映像が撮影されたものが投稿されていましたね。


所々侵入禁止の箇所があります。そとは小春日和で暖かいですが、百穴内部は冷っとしており且つ気流の無いどんよりとした、心霊スポット独特の空気が漂っています。


斜面には無数の横穴が整然と列んでいます。岩窟ホテルと似た感じです。



この横穴、古墳時代後期に死者を埋葬する横穴として掘られたものであるようです。また、横穴の位置や場所の違いは埋葬者の身分や力と比例しているともいわれています。

そして、この洞穴の中には収容者?用の浴場があるようで、そこが一番キツい場所との話もあります。

労働者として断末魔を味わいながら絶命した者、日本人と間違えられ惨殺された朝鮮人、そんな報われないかたたちの帰国願望・怨念が漂う淋しいスポットのようです。

観光地化され昼間しか入れませんが、これまた夜になると色んな思いが現れてきそうな、そんなスポットです。
2009.03.28

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