学パロスペース
□指導室
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生徒ならば、誰もが楽しみにするはずの放課後。
部活に急ぐ者、残って勉強していく者、友人と別れ下校する者。
そんな校舎内、西日差し込む部屋の中、二人の人物が机を間に座っていた。
部屋の名前は特別指導室。
一人は教師、もう一人は生徒。
机の上には一枚のテスト用紙。
「どう言うことだ、この点数は」
「………」
名前のとなりには、赤ペンで書いてある点数。
―――0点。
「なぜ名前しか書かん、カノン!?」
カノンは目の前の英語教師、ラダマンティスを睨んだ。
テスト用紙には、問題を解こうとした形跡もない。
聞けば他の教科は高得点だったという。
「応えろ、カノン」
よりによって自分の担当教科で。解けないのではなく、解かない。
「………。お前が嫌いだからだ、ラダマンティス」
〜〜〜〜〜
あああ、ラダカノはこんなのしか思いつかない(泣)。
先生にもため口。いや、ラダマンティス先生だけだね、ため口と呼び捨て。
果たしてそこに愛はあるのか? (笑)