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□06 部活
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昼休みが終わり、それぞれのクラスに帰る。今井千春は桃と同じクラスらしい
で、この対面で判ったことがいくつかあった
ひとつ、朝のあの時感じたあの殺気じみた視線は今井によるものだということ
ふたつ、ある程度は予想していたが今井はレギュラーにベタぼれなこと
みっつ、レギュラーも今井を信頼していること
(一部そうでもないらしい。不二は上辺だけっぽい。リョーマは明ら様に嫌ってる…手塚はどっち付かずのようだ。他は信頼している)
よっつ…今井からは嫌な(面倒くさそうな)予感がすること
何だか幸先からつまづきそうだ…
(並盛に帰りてぇな、まったく)
そう言うわけにはいかないからため息を吐くすると本日最後の授業が終わる
SHRを終え、不二と菊丸に先行っててもらいあたしは職員室へと足を向けた
『失礼します』
ガラッとドアを開け笑顔で中に入る。あたしとは逆に教師は顔が青くなった
そんなの気にしないであたしは声をかける
『あのー、今の欠席人数教えてくれません?』
「な、何故そんなこと聞くんだね!か、関係ないだろう!」
『あ"あ?…良いから教えようよ、何、咬み殺されたいの?』
またまた突っ掛かってきた馬鹿2世。学ばない奴だな、おい
キレ気味に睨みをきかせれば「うぐっ」と黙り込む
(は、馬鹿め)
ふう、とため息を吐き、『で?』と促す
そうすれば保健の先生らしいのが資料見ながら「い、今のところ…28人です」と言う
続けてその個人情報をよこすよう言うと、流石にそれはと渋る教師に恭弥の命令だと名前を借りれば、すぐ手元に手に入る
教師に礼を言ってそれをカバンにしまい、あたしはテニスコートへ急いだ
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