□07 休日
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『あーねみぃ…』




現在土曜日、午前9時50分。

あたしは並盛町を歩いていた。

勿論、あの日リボーンが電話をくれたように4日ぶりにみんなと会うために。

そして足を止めた、見慣れた学校の前もうひとつ欠伸をした。

そこは指定場所の並中。


(さあて、みんなどこに…あ、屋上に人いっぱい…屋上か。)


周りを見渡しだれも此方を見ていないことを確認する。

人はだれもいない。どうやら部活も今日は無い、若しくは午後からのようだ。

確認し終えると、走り出して木に【ソレ】を巻きつけ遠心力で上に跳ぶ。

その勢いに乗り空中で、巻きつけたほうを解きながら、もう片方の【ソレ】を屋上のフェンスに巻きつけ、壁を駆け上がる。

タンッと最後にジャンプして【ソレ】…鋼糸を解きフェンスに乗る。

見たとおり、そこには彼らがちゃんといた。

…驚いてるけど。取り合えず。




『はろろーん?元気、みんな。』




片手をひらひら振ってにへらと笑い、挨拶をした。




「朔!危ないだろ、そんなとこから…」

『えー、大丈夫だしさー。』

「第一なんでそんなとこから…」

『んなもん、階段が面倒だからじゃん!』

「威張って言うことじゃないよっ!?」




綱吉に怒られながらもにへらにへらと笑う。

また、綱吉ツッコミの能力上がったなあなんて思いながらフェンスに足をかけて下りる。

下りた瞬間に何かが突っ込んでくるのが見えた。




『ほっと!』ガンッ

「っ…まだ、」

『よっ、』キンッ

「…」

『中々なプレゼントしてくれんじゃん?でも、まだまだだね!(あ、うつった。)』




振りかぶられたトンファーに足を乗っけて宙返りをして回避。

続けて攻撃してくるトンファーを鋼糸で受け止めて、ニヤリと笑って恭弥に言う。




「ふんっ、腕は鈍ってないようだね。」

「Σちょ、ヒバリサンー!!」

『いーのいーの、いつもこんなんだから!』

「Σいいの――っ!?!?」

「いつまでツッこんでんだ、ダメツナ。話が進まないゾ!」

「いでー!」




リボーンはツッコミを続ける綱吉に思いっきり蹴りを入れる。

あれは痛い。痛い音がした。

屋上にいたのは、綱吉、リボーン、恭弥、隼人、武、了平、凪(クローム(骸))、とまあランボを抜いた守護者の皆様だった。






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