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□43 騒動
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青学が遅れて昼食をとり、午後の練習へと移って行く。

午後は練習試合で、今度は学校関係なく同じ学校同士でもダブルスでもシングルでもシャッフルして戦うらしい。

マネージャーはコートに残りコール、スコア付け係と、ドリンク、タオルを用意するサポート係に分かれた。

因みにコート係は加奈 桜乃 今井。ドリンク係は朋香 あたしと、お付の3人。




『さて、ドリンク作っちゃうか。』

「はい!」




コートにリボーン 武 隼人を残し、後を引き連れてコートに一番近くにあった小屋に入る。

小屋を見回して、物の位置を軽く確認してから朋香に微笑みかけた。

朋香は笑顔で元気よく返事を返して、それに微笑みかけながら道具を準備する。




『朋香はそこからドリンクの粉末取ってくれ、綱吉はタオルをまたお願い。』

「はい!」

「うん、わかったよ。」

『スクアーロ、悪いんだけど…午前に使ったタオル、洗濯機にかけといたから干してきてくれない?』

「…しゃあねぇなぁあああ!」

『ありがと、頼んだ。』




それぞれに指示を出して仕事を分けて、効率よくこなす。

ドリンクの作り方を朋香に教えながら、着々とドリンクを作って行く。



(……こうしてれば平和なんだがな。)



なんて思った。そんなこと無いのにな。

バッターンと扉が勢いよく…壊れるかの勢いの如く開く。

驚きながらそっちを見ると、息を切らしてこっちをみる桜乃。




「さ、さくの?」

『…何があった、』

「せ、先輩っ、桃城先輩とっ切原さんがっ…」

『どこだっ…』

「すぐ、そこのコートっ」




桜乃が慌てた様子でそう言った瞬間に駆け出して、一番近くのコートに向かう。



(赤也が切れたら今の桃城に怪我を負わせるだけだ…それはお互いに不味い。)



コートが見え、一層スピードを上げて勢いよくフェンスを開けて中に入る。

目に飛び込んできたのは、真ん中のコートでネットを挟んで睨み合う赤也と桃城。

それぞれの後ろには立海、氷帝。青学が立っており、同じように睨み合っていた。










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