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騒動から3日。

時間は放課後、部活動の時間。




「朔先輩ー、ちょっと。」

『んー?……え、ちょ…はぁああ?』




呼ばれて開かれた扉を見ると、そこには居る筈のない暗殺部隊の蛙がいた。

蛙の隣にはリョーマがいて、確かに年齢はあっているけれども…

周りから見られながらも蛙…基フランの元に駆け寄る。




『リョーマ?』

「俺のクラスに転入してきた。まあ…大体想像つくけどね。」

「あー、朔さんー。ご無沙汰してますー。」

『…どーいうことか せ つ め い…、してくれるよ、な?』

「…どーも、こーも。察しの通りですよー?」




こっちが溜息つきたいのに、目の前のフランはあからさまに溜息を吐く。

フランの格好といえば、いつもの蛙の被り物を脱ぎ、リョーマと同じ桜蘭中等部の男子制服。

同じように眉を顰めて右手を頭にやって、溜息をつく。




「朔、リョーマ、どーしたのかにゃ?彼は?」

『環…、コイツはフラン。イタリアからの帰国子女で…仕事仲間ってとこ。』

「今日から桜蘭中等部3-A、俺と同じクラスっス。」




ひょこっと首を突っ込んできた環を見てから、フランを軽く紹介する。

フランは相変わらず死人に似た瞳で環を見て、軽く頭を下げた。

まあ、頭の中では「にゃ」って痛い人ですねー。とか毒を吐いているんだろう。師匠が師匠だし。




「おや、馬鹿みたいな蛙の帽子はどうしたんですか、フラン?」

「黙れですー。師匠のパインの房と違って帽子ですから捨てましたー。」

「ピキ ……朔、今すぐ送り返しましょう。大体、いなくても困らない人材ですし。」

『そーいがみ合うな、暴君ザンザスと偽王子ベルに使わされたってとこなら帰したら可哀想過ぎんだろ。』

「流石朔さんですー。どっかの誰かさんと違って判ってますー。」




睨み合う師弟の間に立って距離をとらせる。

目が笑ってない頬笑みで問いかける骸にフランは無表情のまま毒を吐いて拍手をした。

骸の頬に怒りマークが見えたのでそれを抑えさせる。









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