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□00 プロローグ
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《下等のマフィアがそこを拠点として麻薬を売り捌いているらしい。さらにそれで精神を破壊、人体実験のモルモットにしているという情報もある》
『あ"−?それ本当?こんなボンゴレのシマといって良いこの学校近くでそんなのあるって言う訳』
《綱吉君の情報はボンゴレでもトップシークレット。それを知らない敵ファミリーや下等ファミリーがいても可笑しくない》
『日本って言う平和な国だからボンゴレ(あたしたち)も気づかないって?ハッ、馬鹿にしすぎだろ。で、あたしは何すればいい』
《その学校へ潜入、決定的証拠を確保。それと同時進行でファミリー名を特定し過去の過ちを洗い浚い集計。実験内容と被害総数、その者達の行くへを特定。関わった者達ファミリーをリストアップ。それを元に此方でちと懲らしめてやる。最後に実際動いてる者を確保、抵抗するのなら実力行使で構わない、但し抹殺はするな。生存している状態で確保しなさい》
『やること多すぎ。で貴方は甘すぎ、ぬるすぎ、優しすぎ…まあ、そう言うトコ嫌いじゃないからやったげるけどさー』
《迷惑をかけるね》
『全くだね、でも…紅い堕天使、その任務遂行させてもらう』
《頼んだよ、また情報が入ったら連絡を送る》
『…御意』
パタンと携帯を閉じてふうと息をつき机に置いたコーヒーを飲もうとくるりと向き直す
『Σうおっ!』
目の前にはむすっとした恭弥がいたってか顔近いな、おいっ!
『な、なんに怒ってんの?恭弥』
「…今の何」
『電話?あー、任務だ任務ー。仕事はいっちったー☆』
「ふざけないで、ちゃんと話さないと怒るよ?」
『いだっ!トンファーで殴ったし。恭弥には誤魔化せねぇの判ってるから言うよ。でも、みんなにも言う』
「は?」
『ちょっと面倒なのだからさ、群れるけど我慢しろー?綱吉に会う』
「…判ったよ、そこじゃないと言わない気でしょ、どうせ」
『流石、恭弥。理解が早いコあたし好きだぜー、行くよー』
恭弥ははあ、とため息をついてあたしの隣につく
失礼だな!と思いながらも冷えてしまったコーヒーをぐいっと飲み応接室を出る
丁度チャイムが鳴った。4時間目の終わりを知らせるチャイム
あたし達は屋上を目指した、そこに向かってくるであろう3人を予想して
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