□02 転入
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『服装?ああ、これですか?』




左の腕に付けてある黄色の赤い字て風紀と書かれたワッペンを見る

まあ、他は破るような恐ろしい着崩しはしていない

スカートも長く膝高さ、ボタンを外すようなこともない

でも根津2世は勝ち誇った顔で笑う。いやはや、ウザイっつーの!




『あたし、風紀委員だった…否、風紀委員なんですよね…並盛の』




そう微笑んで言えば、根津2世だけでなく周りの先生達さえ揺らぐ

隣町の風紀委員長のこと、よく知ってるみたいだ。がやがや騒がしくなるばっか




『つまり、雲雀恭弥の部下。序でに言うと委員長補佐って言うのやってました。否、やっていますの方が正しいですね』




そこで一息いれる

周りはもう青ざめてる。後ろの担任はにこにこしてるだけだけど

ある意味大物?それとも知らないだけ?はたまた馬鹿?天然?KY?




『今も恭弥との交流あるので。これ、どういうことか…判って頂けますよね?』




おまけに微笑んどけばガクガクと上下に振る先生達



(恭弥の脅威通用しちゃってるよ…隣町でも有名なわけあの子!恭弥って昔何やってたのォ!!)



ある意味違う恐怖に晒されながら担任にもう一度行こうと促され職員室を出る

勿論、恐怖にもなりえる笑みを浮かべて軽くお辞儀をする事を忘れない

戦場での恭弥の脅威は使える。先生の威厳が立たなければ動き回りやすい

どうやらあたしはつく人間を正解したようだ

長い廊下を歩き続けて三階に上がりあるひとつの教室前で止まる

どうやらあたしのクラスみたいだ。取り敢えず、普通にいこう。それで目立つならそれだしまあ、アレだ

なるようになる!

担任(佐藤)は中に入りあたしの名前を呼ぶ

さあて…







(鬼サンどちら?出ておいで?)
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