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□03 接触
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『テニス部が有名って聞いたから見学に、ね。忠告は聞いてくれたか?』
「勿論。…でね、塚本さん。良かったらそのテニス部のマネージャーにならない?」
がたっ、とクラスの女子が反応する。そしてあたしと不二を見る
正確にはあたしを睨むようにだけれど
(成る程、ファン…か。確かに顔の整ったのが多かったな。でも残念、整ったのはこっちの周りにも沢山いるしその程度の事は免疫が付いたわァ!
武と隼人、恭弥、綱吉でディーノ…だもんな…ファンからの視線も軽い悪戯も経験済みだっつーの)
はぁ、と一度ため息をついて雑念を振り払う
(確かに悪戯は面倒、でも情報は集めやすいかもしれない。ファンの対応ならもう慣れたし、なら乗るのが最選択かな)
うん、とひとり頷いて不二の方に微笑み掛ける
『いいよ、特に入ろうと思ってた部活ないし』
「ありがとう。じゃあ、昼休みにレギュラーだけでも顔合わせしようか」
話はポンポンと先へ進む。その話に頷いて進めていく
と、あたしの机からにょきっと影か出てきた
「なになに?彼女がそうなの?」
『!!』
「英二、いきなり話に入ったら塚本さんが困るだろ」
「ごめんにゃー!俺は、菊丸英二。よろしくにゃー」
にこっと笑って言う彼は無邪気で元気いっぱいで、あたしも頬が緩むのを感じながら『宜しく、菊丸』と言った
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