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□07 休日
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『取り合えず、今学校を休んでるやつの資料を手に入れて一軒一軒調べてきた。それの殆どがもうどっかに連れて行かれた後だな。学校中にはカメラをセットして監視してるけど…今んとこ当たりなし。でも、主格らしいのの目星は付いてる。まあ、ちょっとそれを止めるのには時間がかかるかな。ちょーっと面倒なことに巻き込まれるだろうし。』
「何それ大丈夫なの?」
『だからー、これから巻き込まれる。でもまあ、全然大丈夫だね。寧ろ楽しみなとこ。』
ニタリと少し不気味に笑う。
だって最近平和だったし、少しくらいスリルがなくちゃさ。
やってらんないじゃん?
『まあ、多分これから頼るかもしんないけど、頼むな。』
「おう!極限に任しとけ!」
「わたしも頑張る。」
「それが朔のお願いなら仕方ありません。」
了平は相変わらず元気だし、クロームは優しいし。
骸は……まったく、素直じゃないなあ。そんなとこも気に入ってるけど。
「怪我には気をつけてね?」
「…無事でいろよ。」
「頼っていいんだかんな!」
「…また、来なよ。」
綱吉は甘いけどあったかいし、隼人は不器用だけど気が回る。
武はお気楽そうだけど実はしっかり見て行動できる頼りになるし。
恭弥は、相変わらず仏頂面で生意気であれだけど、逃げ道を用意してくれる奴。
何だかんだいってみんな、いい奴なんだよね。
「頼んだゾ、紅い堕天使。」
『御意!』
リボーンはなんていったって頼ってくれてる。
うん。にっこりとあたしは笑う。
明日からきっと始まる楽しみに胸を躍らせる。
『充電完了!明日からも頑張れる。みんなありがとな!』
あたしは報告して並盛を去る。
明後日からはまた、青学で楽しい楽しいお遊戯の始まりだ。
(さあ、早く始めようじゃないか!)