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□18 出迎
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「むす…なに、僕が来たら不味かった訳？」
「ちょ、ヒバリサン！」
『いや、つーか…何で急に来たんだよ…』
「あ、何か、新情報だって…」
『！』
恭弥はちょっと拗ねた様に、あたしを睨んだ。
それにいちいちびくびくしながら立ち回らなくちゃいけない綱吉は、正直哀れだ。
だが、綱吉の発した言葉に、あたしは目を見開いた。
『しん……そう。で、何で青学に来たの？』
「…赤ん坊が朔を迎えに行けって言ったから。」
『…(リボーン、いつかきっと締めるぞ…)』
「…ごめんね、朔…」
あたしの思っていることが判ったのか、綱吉は心底申し訳なさそうな顔をした。
あたしは、それに笑顔で首を振って、ため息をついてから口を開いた。
『で、わざわざ正面から何故？』
「何でわざわざ僕がコソコソしなきゃいけないの？」
「アハハ…、…ごめん。」
『…、まあ、綱吉が怪我するよりよっぽど良いよ…』
考えなしの行動に、思わず呆れがいっぱいだが、綱吉が可哀想だから溜息はこらえた。
(それにしても…)
「ねぇ、いい加減咬み殺しても良い？煩いんだけど。」
『あたしも煩いわ。いや、でも。まだマシか…武と隼人だったり、恭弥と骸だったら手が付けらんなくなるし。』
「アハハ…、そうだね。周りはきっと…、怪我人だらけだよ…」
綱吉とあたしは乾いた笑みしか出来なかった。
(隼人がダイナマイトで破壊しかねないし、恭弥と骸の乱闘は…うん、想像したくない。)
その辺は、平和主義な綱吉でよかったと思うよ。本当に。
(さあて…、どうしたものか。)