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□41 朝食
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放送室でマイクの電源を入れてあーあー、と声を出す。

それからゆっくりと音量を上げて放送をかける。




『“えー、朝食の準備が出来たんで食堂へ集まって食べてくれ。繰り返すの面倒だから言わん。早く来ないと冷めるぞーとだけ言っとく。”』




がちゃりと切って食堂へと向う。

扉を開けるともうほぼ全員が集まっていた。ただし“ほぼ”。

居ないのがちらほら…どーしろって言うんだか。




『はよーっす。で、誰が居ないわけ?』

「青学は…おそらく越前だな。俺たちはそのまま来たから寝ているんだろう。」

「他は多分、今頃今井の部屋にでも迎えに行ってるんじゃない?」

「氷帝はジローが寝てはいるがこの場には全員居るぜ。」

「ごめんね、朔。立海は仁王とブン太と赤也だよ。あの3人を同じ部屋にしちゃったから。」

『いーよ、了解。放送入れて起きてこないってしょうがないから起こしてくるよ。綱吉の方は恭弥、か。あいつ放送切ってるな…はあ。』

「はは…頑張って、朔。」




片手を上げて、先食べててと言ってから厨房を出て彼等の部屋へと足を向ける。


(恭弥は出来るだけ群れる時間を減らしために最後か。じゃあまずは立海の三人かな。)


立海の3人の部屋に着いたら、まずノックをして起きるか検証。



ドンドンドン

『おーい、朝だけどー?起きてるー?つか起きろー!』




ドンドンとドアを叩きまくるが反応無し。はあ、と溜息をついてからドアノブを回す。

すると簡単に開くドア。もう一度はあとため息をついておじゃましますよーと声をかけて中に入る。

中に入ると頭まで布団に潜って寝ている銀髪、若干寝相で乱れている赤毛、思いっきり布団を蹴り跳ばしているワカメ。

はあ、ともう一度溜息をついて一番近い銀髪を布団の上からゆらゆらと揺する。




『雅治ー、まーさはーるくーん!朝なんですがー。』

「…」

『無視か。この銀髪無視か。起きろよ、雅はるぅっ!?』

「…」『…、』

「何か反応しんしゃい、つまらんじゃろ。」

『じゃあ、殴らせてもらえる?この詐欺師野郎っ!』




寝たふりだったようで一瞬の隙で雅治の身体を揺らしていた手首を握られて一気に引っ張り込まれて。

目の前には雅治の顔と天井。背中はベット。=押し倒されている状態。

ご丁寧に手首を持たれ身体を跨れて動きにくいことこの上ない状態。

それを作り出した雅治を無表情で睨みながら言い放つ。雅治は、はいはいといってあっさりどいた。




『何か、どっと疲れた。ブン太ー、赤也ー、起きろ。起きないと置いてく、飯も無くなる。+精市と弦一郎のお仕置きが待ってるよー。』

「「それは勘弁してくれぃ/下さいっス!」」

『威力半端無いな。起きたら準備しろー、朝飯冷めるよ?』

「「「今やるナリ/ぜぃ/ッス。」」」




ガチャリと外に出て2分で準備を終えて出てくる3人。

寝癖が付いてるけど、後で直してやれば良いか。

次を話して先に食堂に行っててくれと伝えて、次のリョーマの部屋に向った。









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