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□41 朝食
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『リョーマー、朝だよー。起きてるー?もしもーし?』




ノックを繰り返しながら声をかけるが反応なし。

良くこんなんでいつも遅刻しないなあと思いながらドアノブを回す(←朝錬遅刻者です。)




『入るよー?……、って熟睡ですか。』




中に入ってベットを見ると、すやすやと熟睡中の生意気ルーキー。

寝顔にはあの得意げな顔も無く、それはそれは天使のようだ。

そのルーキーの寝ているベットの脇にしゃがみ込んでその寝顔をじーっと見つめながらほっぺを突付く。




『リョーマくーん?朝なんだけどー?おーきーろー!』

「…んー…?な、にぃ…?」

『…リョーマお前、本当に可愛いな。って違う違う。朝だって、いーかげんにしろー?』

「…むぅ…朔、せん…ぱい…?」

『目ー覚めたか?』




まだ半目のリョーマに向って微笑みかけながら、ぷにぷにと頬をプッシュする。

リョーマはゆっくりと上半身を起こすと軽く目を擦ってから、ふわああっと大きな欠伸をした。



「…朔先輩?」

『おはよ、リョーマ。もう朝食出来てるから食べに行けよ?』

「はよーざいます…先輩は?」

『あたしはもう一人起こしに行ってくるから、先行って食べてて。』




にへらっと微笑めばリョーマは判ったスと言ったので、部屋を出る。

残りは暴君委員長。ふわあ、っとリョーマにつられて出た欠伸をしてから恭弥の部屋に向った。




『恭弥、入るよー。』




この人の場合は声をかければ起きるので一言かけてから部屋に入る。

案の定むくりと上半身を起こした恭弥が目を擦っているので、窓に近づいてカーテンを開けた。




『風紀委員の仕事も無かったし、昨日は良く寝れたんじゃないの、きょーや?』

「…ふわっ、ん。ま、帰ってから書類が大変そうだけどね。手伝うでしょ?」

『はいはい、無事に終えたらね。おはよ、恭弥。』

「ん、おはよ、朔。」




最近、というかあたしの任務から書類関係は恭弥だけでやり繰りしてた様だから寝てないようだった。

それだけじゃなくても、並盛風紀委員の仕事は色々忙しいから。

挨拶を交わした恭弥は、昨日よりはすっきりしたようだったので良しとしよう。




『さて、朝食食べに行くよ。』

「和食?」

『和食だよ。てか恭弥、朝は和食しか食べないじゃん。』

「僕の為?」

『さあね。ただ単に和食派が多かったんだよー。』




コレは両方が事実。

夕食の後、朝はどっちが良いか聞いたら和食派が多かったから。

準備を促して部屋の前で待ってから、恭弥と一緒に食堂へと向かった。









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