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□41 朝食
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テメェは何様だァ?桃城ォ?

「っ、」

『食いたくねェなら食わなきゃ良いだろーがァ"!それをわざわざ床に落とすたァ何の意味が有るんだ、え"え"?食べ物を粗末にしちゃァならねェことなんて幼稚園児でも判らァ。テメェは幼稚園児以下か、ア"ア"?




ブチ切れ欠けている朔の口調は、いつもとは比べ物に成らないほどに悪くなっていく。

ゆっくりと桃城に近づいて睨み続けていく朔に、殆どの者は驚きと若干の恐怖に襲われた。

それは仲間も敵もどちらもが抱いた、まあ、ヴァリアーとかはピンピンしているが。

桃城は怯えながらもクッと唇を噛み締めると立ち上がって拳を握り殴りかかってくる。

それが判っていたかのようにひらりとかわすと、さらに冷めた目で桃城を睨む朔。




口で勝てなきゃ力尽くってかァ?ざーんねん、力でも勝てねェならどーするよぉ?』




ハッと吐き捨てるように桃城を見てから後ろの青学を見る。

彼等は朔と目が合うと大きく肩を揺らして怯える。

それを見てからあたしは目を瞑って、呼吸を整えて精神を落ち着かせる。




『…まあいい。テメェはそんなんでも選手だろうが。体調管理ぐれぇ考えろ。…朝食はあたしの分でも食べな。食わねェで倒れられてもこっちが迷惑だ。』




ボンゴレの方で余っていたあたしの分であろう朝食を落とされた食器の元の場所へ置く。

それにこっち側の全員が目を見開いて文句を言うが、無視したまま青学どもに食え。と命令並みに言えば。

全員が勢い良く席について、目の前の朝食を口に運ぶ。

それを見届けてから、あたしはこっち側に戻って席に着く。




「朔。」

『何、スクアーロ。…え、掃除してくれるの。ありがとう(棒読み)』

「一言も言ってねェぞぉおお。でもまあ、やってやらあ。…おら、コレでも食ってろ。」

『っ、コレ…』

「しし、鮫やっさしー。どっか消えたと思ったらコレ作ってやんの。まあ食っとけって、ルッスには劣るけどよ、鮫のもまあまあいけるって。」

「テメーに説明されるギリはねェぞお、ベル。…たっく、糞ガキがぁ。」

『ありがと、スクアーロ。ベルも。』




差し出されたサンドイッチを手に持って一口食べてからにへらと笑った。

笑顔でお礼を言った朔はさっきの彼女と同一人物とは思えないほど異なって見えた。










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