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□42 筋トレ
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馬鹿にされるのは嫌い。見下されるのも嫌い。言い切ったら最後までやってやるのがあたし。

なによりあたしはイタリアンマフィアのボンゴレの一員であることに誇りを持っている。

ってなわけで、




『95、96、97、98、99、100っ!ったー、流石にきっつー。』

「っていうか、朔先輩凄すぎるんだけど…」

『何々ー?見直しちゃった?』

「……、少し。」

『何だその間は。ってまあ、リョーマに褒められるのも悪くないね。』




へらーっと笑って地面にへたり込む。運動不足がたたってる。

余裕はあるけど、思っていた以上に大変だった。隣で生意気言ってるリョーマもやっぱりきつそうだ。




「はい、お疲れ。っていうか本当にやりきっちゃったね、朔。」

『何々、綱吉も見直したー?』

「そんな笑顔が出るならまだ余裕があるね。」

『…恭弥が、厳しいんだけどー。何、ツンですかー、Sモードですかー。』

「意味不明なこと言わないでくれる?」




渡されるタオルとドリンクを受け取って軽くかいた汗を拭って水分補給。

綱吉、恭弥とトークしながら上がっていた呼吸を整える。

少し落ち着いてから周りをぐるーッと見回してみた。




『何ていうか、思っていた通りな感じ?』

「「「まあ、確かに。」」」




青学組は国光周助ペアとあたし達以外は、バテバテで今も現在進行形。何より一番遅れてる。

立海組は蓮ニ弦一郎ペアは既に終わってて精市が赤也を扱いてる…ブン太ジャッカルペアは残りブン太で、雅治比呂士ペアは雅治がマイペース。

氷帝は景吾と崇弘が今丁度終わって、侑士岳人ペアは岳人が必死。亮長太郎ペアはあと少しで若のとこは慈郎がマイペース。

まあマイペースさんたちも青学のとこよりは速いのだけれども。

それから30分後に全員が筋トレを終えた。所要時間、休憩入れて2時間30分。




『さて、次は持久力アップ。ってことは必然的に…』

「ランニングだね。」

「そうだね。ここは走るのには最適そうだよ。植物が多いし。」

「今からランニングを始めるぞ。アーン?文句たれてんじゃねーぞ。」

「ふふ、みんな午前はコレで最後なんだから頑張ろうよ。」

「よっしゃー、昼飯だぜぃ!」「って丸井先輩、それは走った後ッスよ。」




コントのようなノリのよさに感心するが簡単にランニングについて纏めるとしよう。

距離、っていうかこの屋敷の周りを4周が距離らしい。で換算すると10kmくらいに成るらしい。

10キロってあいつ等あたしも走ること判ってないんじゃないだろうか、いや走れるけど。

ゴールした者から休憩に入れて、昼食になるらしい。って昼食用意どうするのかボンゴレを見る。

どうやらスクアーロと武が昼食を作り、桜乃と朋香、加奈の護衛を残りがするっぽい。

賢明な判断だと思う。リボーンの指示だろうか。

かくして、あたしは10キロランニングにも参加することが決定した。










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