Clap Novel

□うわてなカノジョ3
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アイツはいつだって突然で、突拍子も無い奴だった。

今日だって、それだった。




『えっと…、あ、ここ。2-A』




ガラガラと教室のドアが開かれる。

いつもだったら気にも留めねェのにその時は引き寄せられるように扉を見た。

で、すぐ後悔した。

アイツはきょろきょろと教室を見回していて。

俺とアイツの目が合わさる。

その時、俺は立ち上がって、アイツはにっこり笑って指をさしながら口を開いた。




『不良くん、はっけーん♪』

「なななな、テメー何しにきやがったっ!」




話をしていたクラスの奴らも、十代目も野球馬鹿も一斉にアイツと俺を見比べる。

そしてそのまま俺たちを見ながら固まっていた。

俺は?マークを浮かべて、アイツはにこにこと笑っていた。

数秒後、そこは驚きとその他もろもろの声で沈黙は破られた。




「「「「ええええーーーーっ!」」」」

「うわっ、んだよ!」

『あはははー♪』




思わず耳を手で塞ぐ。

クラス中が驚きと若干の哀しみに埋もれていた。

その意味が判らない。一体なんだって言うんだ。

アイツはてこてこ近づいてきてにっこり笑う。




「つか、テメー何しに来たんだよ。」

『えー?一緒に帰ろうと?』




そうアイツがいえばまたまた絶叫。

煩いッたらありゃしねェ。

イライラする俺に対し、あいつはカラカラと笑うだけだった。





うわてなカノジョ 3
〜 彼 氏 を お む か え 〜

(たく、何なんだよ//)
(楽しいなあ〜♪)

(獄寺君?)(獄寺?)





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