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『何があった…って、そこ!人ン家で寝てん、なっ!』
「い"っ!」「っ!」「痛ッ。」
「ふふ、早く起きた方が身の為だよ?じゃないと…、永久に眠ることになるよ?」
「っ、スミマセン!」「っスマン。」「ッス。」
テンポ良くペシペシペシ、と黒銀緑3人にデコピンを食らわす。
おでこに手を這わせ、眠そうな目を擦る、赤也に雅治、リョーマ。
それにイラついた精市の黒発言に、3人は勢い良く姿勢を正して頭を下げた。
『改めて。おはよ、みんな。』
「「「「「「「「「おはよ、朔(先輩)」」」」」」」」」
『で、朝早くから何の用?』
ベットで胡坐を掻いたまま、壁に寄りかかって質問する。
みんなはアイコンタクトをとってから、ゆっくりと綱吉が口を開いた。
「実は、ここにいるみんなに9代目から手紙が届いたんだ。」
『…ティモッティオから?』
「その手紙には任務を言い渡す、としか書いとらんかったんや。」
「もうひとつ、朔先輩に聞けって言う言葉が添えられてたんス。」
「任務内容もわかんなかったからここに来てみたんだよね。」
「後は察するように、このメンバーが自然に集まって今に至る、って訳ですよ。」
綱吉→侑士→赤也→リョーマ→骸の順にここに集まった経緯を簡単に説明する。
それに体勢を変えないで、両手をベットに突いて壁に寄りかかったまま眉を寄せる。
彼等が言っていることに嘘は無い。それくらいは目を見れば判る。
だけど、問題は…
「…で、じゃ。このメンバーでの任務って何なんじゃ?」
『知らない。』
「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」
『だから、知らない。第一そんな話あたし聞いてない。今、始めて知ったんだけど。』
あたし自身が、その任務があることを今、この場で知ったと言うことだ。
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