Clap Novel
□うわてなカノジョ4
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10代目と野球馬鹿の声に振り返ると驚いているように目を丸くしていた。
それを訝しげな目で見ながら声をかけるように口を開く。
「10代目、野球馬鹿…」
『!このこたちがそのふたりなの!?』
「げ、ちょっ!」
先に反応したのはこいつで何だか嬉しそうにして笑う。
俺の後ろじゃなく隣にまで来るとにっこりと笑って『こんにちは。』と声をかけた。
すると2人は少し慌てながらも同じようにあいさつを返す。
何をそんなに慌てるのか俺にはわからない。そう思うと10代目が心底驚いたような顔で口を開かれた。
「ご、獄寺君…知り合いだったんだね…」
「え?あ、はい。まあサボっていたらなんか。」
『へへ、よろしくね。』
また同じようにこいつがにっこり笑うと野球馬鹿も10代目もすこし顔を紅くした。
それに何かが引っ掛かった気がしたけどそれよりも何かもっと違うことが引っ掛かった。
「まさか獄寺が生徒会長と知り合いとは思わなかったのな。」
「うん、意外だったよ。」
「…は?」
思わずアホずらしてしまう。
え、今の単語は流石に気付いた。
「おまえ、が…生徒会長ぅうう!?」
『あは☆』
うわてなカノジョ 4
〜2Aで接触と新事実〜
(生徒会長って…ハア?)
(不良くん、またアホずらしてるし)
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