MAIN

□我が愛しのロクデナシ
1ページ/1ページ



※ラタ設定。


ロイドがいなくなってどれくらいの時が経っただろう。
聞こえてくるのはどれもこれも当てにならない噂ばかりで、真実なんて一つも混じってやしない。

あいつがパルマコスタを滅ぼしただって?
お前、そいつは旅の最中に俺サマとリフィル先生がした漫才よりもつまらねーし笑えねーじゃねえのよ。
好き勝手抜かしやがって。

いらいらする、でもこのいらいらの中には少なからず行き成り姿を消したロイドものもある。
何で何も言わない?俺サマを信じてるから?
そりゃあ信じてるさ、信じてるとも、信じ切ってますとも!
だがな、信じてるって言っても俺サマだって心配の一つや二つするんだよ。
ましてやロイド、お前の事なら。
姿を見せられないのならせめて何か無事な証拠を見せたって罰は当たらないと思わないか?そうだろう?

嗚呼ムカつく!
いらいらする、下らない噂の所為だ、ロイドの事馬鹿にしやがって。あいつの事、何も知らない癖に!
あいつは無意味に人を殺したりしない、絶対に。

人は変わる?そりゃあ変わるさ、子供のままじゃいられねーからな。
でも、あの真剣な瞳を持つあいつが、俺なんかを信じて、愛してくれるあいつが、そんな風に変わるわけがないだろう。
夢見すぎ?美化しすぎ?そんなの上等だ!
俺サマにとって一番はロイドなんだからいくらだって夢を見るし美化だってしてやるよ。
生憎と俺サマあいつにベタ惚れなんでね、どんな噂が流れてこようと笑い飛ばせるってわけよ。

信じてやらねーよ、そんな噂。
俺サマが信じるのは、あの馬鹿だけなんだ。

ああもうロイド!お前が恋しい!



thanks! h a z y


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ