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□未歌様/ルクアシュ
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雨としあわせ
「…うわ」
雨が降ってきた。天気予報珍しく当たったな、と思いながら帰る準備をした。
当たったなあと感心してはいるが、今日は傘を持ってきてない。荷物になるからいいか、と思ったのだ。この辺が、あいつに馬鹿かと言われる原因なんだろうな。(…なんか、悲しい)
*
靴箱に着いたら、見慣れた紅い髪がちょうど出ていった。…傘をさしている。
「アッシュ!」
名前を呼んだ。振り向け!
「…」
足を止めて、振り向いてくれた。うざいと顔に書いてある。そんなアッシュのところまで駆けていった。
「…何の用だ」
「傘、入っていいか?」
「持ってないのか」
「うん、忘れた」
忘れたってのはもちろん嘘だけど。
「馬鹿か。濡れて帰れ」
予想通りの答えだった。でも風邪ひくの嫌だし、
「…おい、」
アッシュの手から傘を奪って、二人が傘に入るように掲げた。いわゆる、相合い傘。
「たまにはいいじゃん、なっ」
はぁっ、
盛大なため息が聞こえたけど、知らない。うん。聞こえない。(だって何も言わないっていうのはそんなに嫌じゃないってことだろ?)
これなら毎日雨でもいいな。
(俺これから傘持ってこないから、アッシュよろしく)(ふざけるな)
未歌様より相互記念としていただきましたルクアシュです!
とりあえずルークの行動一つ一つが可愛いすぎです^^
天気予報で雨だって言ってるのに傘持っていかない人ってなかなかいないと思います(笑)
アッシュの傘に入ろうと嘘つくとかどれだけ入りたいんですか…!
本能のままに生きてる感じのルークについていこうと思いました。
そしてアッシュに至っては、はい、もうそのツン具合を大切にしてくださいとしか…!
何気にルークに押し切られて傘入れちゃうところがたまらん、です。
実は嬉しいんですね。分かります…!
ずっと雨はうーんですが、こんな赤毛ちゃん達が見れるなら我慢しますよっ。
もし止んでもずっと相合傘してて欲しいです^^
何とも微笑ましいルクアシュありがとうございましたっ!