短い

□瞳を閉じれば君がいる
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「へーちゃん、何処??」


「ここだぜっ!」



「うわっ!!」



急に腕を引っぱられて思わずへーちゃんの所に倒れる。
ボスン、といい音が鳴ってその場に倒れこんだ。



「へーちゃんの馬鹿ー」


私は床にゴツン、と打った頭をさすって起き上がる。
へーちゃんは相変わらず二カリとして私を見た。




へーちゃんは最近私と仲良くなった人。
私病持ちだからそんなに家から出られないんだけど、この前珍しく外に出た時に出会ったんだ。
それでね、仕事を抜けて(それっていいのかな?)家に遊びに来てくれるの。


へーちゃんが居るととっても明るくなって、私もへーちゃんが大好きなんだ。
本当はへーちゃんって私より年上なんだろうけど……へーちゃん優しいから、へーちゃん、って呼ばせてくれるの。



「へーちゃんお団子いる??お隣のおばあちゃんから貰ったんだけど」


「うっそ、マジ!?くれんの!!?」


ガバリ、と目を輝かせて私を見るへーちゃんがなんか、とっても心臓が高鳴った。
どうしても、何かがときめいた。
初めて、こんな感じになった。



「うん!一緒に食べよう、へーちゃん!」









私ね、よく風邪になるんだ…。
たまに寝苦しくて起きるとね、誰もいなくて…淋しくって。



そういうときはね、へーちゃんがここにいたらなって思うんだ。



それってへーちゃん嫌?



って聞いたらへーちゃんは照れながら笑ってくれた。



「ううん!ていうか、そういうのすごく嬉しい!!」








いつか本当になるといいな、と付け足して。



私はその言葉の意味、すぐ分かったよ。









目を閉じれば君がいる
(それって多分一番の幸せだよ?へーちゃん)





END
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やってしまった……
ていうかへーちゃんはこの優しさがポイントだと思う←







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