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□警戒警報(不佐久)
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佐久間がちょっと買い物をしに出ようとしたときちょうどコンビニの袋を下げた不動が帰ってきた所に出くわした。

ビクッと思わず身を堅くする佐久間を見ると不動は眉間にシワを寄せて舌打ちする。

「たく。いい加減なれろよな。もう、なんもしねぇーよ。」

そうかもしれないが何を考えてるかわからない不動との距離を佐久間ははかりかねていた。

そそくさと横を抜ける佐久間に不動がふいに「おい!」と呼び止めた。

一応振り向くと、ポィッと小さな袋が飛んできた。

パシッと受け止め佐久間がそろりと見てみるとコーラのオマケの小さなペンギンのストラップ。

「そういうの好きだろ。やる!」

そういうと背を向け、ヒラヒラ手を振り行ってしまった。

「ありがと。」

そう、佐久間は呟いたがそこにはもう不動の姿はなかった。



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