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□卒業式(虎豪)
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「豪炎寺さん、卒業おめでとうございます。」
ニコニコと満面の笑みだが、そう言いながらベッドの上でにじり寄ってくる威圧感が恐い。
「あっありがとう…。」
二人だけで卒業式がしたいという虎丸に承諾をし、卒業式の次の日、豪炎寺の部屋に呼んでみればのっけからこれだ。
「何のつもりだ虎丸…。」
「僕と豪炎寺さんの卒業式です。」
「卒業式は昨日…」
「僕と豪炎寺さんのプラトニックからの卒業式です!」
「ぶっ…なっ…ちょっプラトニックからって…。」
「セックスしましょうよ豪炎寺さん!ずっと我慢してあげたじゃないですか!もう、僕にもご褒美下さいよぉ。」
虎と言うよりクーンと言いそうな子犬のような目で見つめてこられると弱い。毎回これにほだされてしまう。