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□第二章『疾風勁草』編
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「どうせ今回もめんどくさいクエストだろ」
ギルドマスターは図星という顔をした
「フム、たしかに厄介なクエストかもしれんな」
ほら、やっぱりだ
「………ハァ、でなんのクエストだ?」
しかたなく俺はクエストの内容を聞く
「………時にフランツ、お前古龍は倒せるか?」
ギルドマスターが真剣な表情で聞いてきた
「古龍か………まぁある程度は」
もしや次のクエストは古龍か?
できれば『オオナズチ』はやりたくないな
「そうかそうか、そいつはよかった。
実はワシの弟が連絡してきたんじゃがな、最近古龍の動きが活発に見られたそうなんじゃ」
やっぱり古龍か………
「…………それで?どの古龍だ?」
ハァ、古龍相手だとリンとテイルは今回連れてけないな
そんな事を考えていると、ギルドマスターが信じがたい事を言う