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□第三章『隠された真実』編
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勝利の宴に酔いしれるハンター達がごった返すギルド




ガブラスを何体倒したか、屈強な男や美麗な女が自慢しあっている





一難さった街はどこもお祭り騒ぎである






酒場の一角でギルドマスターがヴァンツとエルメリアと話している






俺は3人のところに向かった




「戻ったぞ、ギルドマスター」



会話を止め、3人が振り向いた





「おぉよくやったのぅ、フランツ」


ギルドマスターが手招きする



「では我々はこれで……」

ヴァンツとエルメリアはギルドマスターに頭を下げ俺に目で挨拶するとギルドを後にした





「なんの話しをしてたんだ?」



「いやいや、彼らがハンターになりたいというのでな。ハンターになる手続きと住む場所を提供しただけじゃよ」




「そうだったのか」




ギルドナイトがハンターになる




あまり聞いた事がなかった





まぁ、あれだけ戦いのセンスがあればやっていけるだろう






「ところでフランツ、風の王は雪山で決着をつけると言ったんじゃな?」



ギルドマスターが考えるように聞いてくる




「そうなんだ………って、ジイさん驚かないのか?クシャルダオラが喋ったんだぞ」



「ワシも若い頃に炎の王妃と会ったことがあってな、その時も話しかけられたからの」





「………若い頃って………何十年前?」


誰もが考えた疑問をぶつけてみた



「………フランツや、今日は疲れたじゃろ。今後の事は明日にでも決めるとして早く家に帰って休むといい」




軽く流された





「お、おう。また明日来るわ」



ヨタヨタとギルドを出る





明日?






なんかあったような








ま、気のせいか
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