これで本当に戦争は終わるのだろうか。
全ての罪や憎悪はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、枢木スザク、ブリタニアへ向けられる。
ルルーシュはその罪を償うため、死に、
俺……いや私は枢木スザクの名前を捨て、新たなるゼロとして残りの人生を捧げる。
それが、ゼロ・レクイレム
世界は変わる。
私や、彼の手によって。
でも、本当に道はこれしかないのだろうか。
ユフィが日本を取り戻そうとして『行政特区日本』を作ろうとした。
僕は日本を取り戻そうとしてナイトオブワンを目指した。
色々な方法がある。
そして、それぞれに短所も長所もある。
ゼロ・レクイレムの欠点は、
ルルーシュが死んでしまうこと、計画のために多くの人が亡くなること。
そして長所は、
憎しみが一つに集まること。
そして
“ゼロ”という者がまた正義の象徴となること。
だから、ゼロの導きによって、世界は正義を目指す。
僕らが望んだ明日。
そこに僕らは存在しないけれど、
それでも、僕らが大切な人は存在している。
それで、良いんだよね。
ルルーシュ。
だから僕は君にプレゼントをするよ。
安らかな終焉を
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