ゼロの正体は誰でもよかった。

本当のところ、ゼロとルルーシュが同一人物とも思えなかったし、私たちは、彼から日本人を救う戦術を教えてくれたし、そのことを彼は誇りに思っていたと思う。


ブリタニア人によって消されてしまった、日本人の生き方を取り戻したかった。


本当のことをいうとね、日本を取り戻したいという夢は大きな夢であって、叶うことのない夢。
でも、私たちの活動で少しでも多くの人が、日本人としての誇りを忘れずに持って生きていけるように生活環境を少しでも良くなるようにしたかった……ただ、それだけ。


私、ブリタニアが、ブリタニア人が嫌いだった。

争い事が好きで、奪ったものを我が物顔で使って、周りの自然を壊しても平気な奴らばかり。

でも、違った……。

ルルーシュ、貴方のおかげで知ったの。
生徒会の人と仲良くなった。
シャーリー、リヴァル、ミレイ会長……、そして枢木スザク。

ブリタニア人でも私達と同じ考えの人がいた。
やっぱりブリタニアの味方ではあったけど、良い人たちだった。
同じ日本人でも、違う考え方で日本を取り戻そうと考えている人。

そしてゼロ、ルルーシュみたいにブリタニア人であるけれど、ブリタニアに反感を持っている人がいた。

貴方とあえて、私は成長できた。

私、貴方のこと好きだったわ。
シャーリーみたいな恋ではなかったけど、

ねぇ、ルルーシュ?

人は誰かに愛されて、そして誰かを愛するために生まれてくるんだよ。





愛するために












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