ジノ、俺は知ってたんだ。
アッシュフォードで初めてあった時からお前が俺を好いてくれてるってことを。
ナイトオブスリーの君を知っていた。
お前とシックスはよくテレビに出ていたからな。
ラウンズのテレビ係。
だからと言って、ラウンズの中で弱いからという訳ではない。
厄介な相手だ。
それは敵としてだけでなく、実際に会った時も思った。
そう、お前には手を焼いたよ。
くるくると表情が変わるお前が羨ましかったよ。
自分は当の昔に置いてきてしまった物だから。
だからさ、お前のそれを奪いたくないんだ。
それをどうか忘れないで。
君の幸せを
願って俺は消えるから
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