07/12の日記
20:27
*麗しき美よ
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「綺麗・・・だね。」
「「「何が?」」」
それこそ綺麗にハモられた言葉に軽く苦笑しつつ、私は目の前の三人を見つめた。
つい呟いてしまったほど、確かにその三人は美しく。
氷帝、忍足侑士
立海、仁王雅治
四天宝寺、白石蔵ノ介
何故この三人が集まっているのだ、とか細かいことは気にせずに。
私がいきなり発した言葉の意味が汲み取れず怪訝そうに向ける、その顔つきすらも芸術のよう。
「そのままの意味。」
まるで答えになっていない返事を返して、私はまたもやまじまじと三人を見つめる。
切れ長の妖艶な紫の瞳、囁く言葉は脳にまで響く、甘美で艶やかな低い声。
鈍く光る銀色の糸、白く透けた滑らかな肌に纏わり付くのは、茫然とするほどの馨しい色香。
色素の薄い光に溶けた糸、見返す瞳は真っ直ぐで、汚れのない布が隠す秘めた肌。
嗚呼・・・美しい。
そこら辺では滅多にお目にかかることのできない美の化身共に、軽い感動すら覚えてしまう。
手を伸ばすことすら躊躇って、私はただただ、瞳で脳、でその美を堪能する。
麗しき、その美は絶対に私だけのものにはならない。
かと言って、他の人にあげるくらいなら、その美を・・・いっそのこと永遠にしてやろうかとまで考えて。
狂ってる。
その稀なる美しさに。
「・・・どないしたん?」
忍足が静かに尋ねた。
その空気を震わせる音すら、小さな芸術。
私の心理を探ろうと、黙って私を見つめる仁王の瞳も
何を思っているのか、違和感なく浮かべている白石の優しい笑みも
全て
全て。
可笑しいくらいに、ただ
美しい。
嗚呼
麗しき美よ
(触れられぬなら、ただ、拝めさせて。)
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久しぶりの庭球・・・なのに、なんだこれ!
いや、三人が好きすぎたせいですかね・・・。
美しさに酔いしれ、かるーく狂った主人公ちゃん。
全然狂ったように見えませんが。心中は酷いんですよ、表に出さないだけで。
あれですね、要するに
美しさは罪ってことですよ(黙れ
これからも、ちょっとずつ庭球も書いていきたいなー!
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