記憶のかけら


□繋がっている
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子供の頃、知り合いのお姉さんに

「好きなの選んでいいよ」と言われて、貰ってきた絵葉書があります。

凄く気に入っていて、ずっと大事にしていました。


年を重ねて沢山のお気に入りや、好きな本、映画、音楽などが増えたり変わったりしますよね?


自分にとっての特別なものたち

理由なんて分からないけど無性に気になる存在。


例えば
サガンはペンネームなんですが、その名前はプルーストの『失われた時を求めて』に出てくる名前です。


その『失われた時を求めて』は大好きな作品です。

そして、その作品を私の神様ルキノ・ヴィスコンティが最後に映画化しようとしていた彼の愛読書。
 
更にグレタ・ガルボが晩年唯一出演しようとしていたこと


他にも色んな角度からも似たような数珠繋ぎが沢山あります。


特にヴィスコンティはその中心に位置している事が多いんです。


彼の作品でお馴染みのヘルムート・バーガー
 
彼とヴィスコンティについては改めて書きたいと思っています。


その彼は『ドリアン・グレイの肖像』の映画で主演をしています。

その原作はワイルドの作品。

ここからも沢山の流れが出来る程、繋がりが有ります。

例えば
デヴィッド・ボウイ
ヴィヴィアン・ウエストウッドとか…


ヘルムート・バーガーに戻って、彼が鬼気迫る演技を見せた『ルートヴィヒ』
 
最初に出てきた絵葉書ノイシュヴァンシュタイン城を造らせたバイエルンの王。


そしてワーグナー、エリザベートと続きます。


ほんの一部ですが、最初は各々バラバラに好きになったりハマったりしたんです

あるとき、フッと気付いたんです。


「あれ?何か皆どこか繋がっているかも…」ってね。


自分が興味を持つものが、こうして何かしら共通する部分を持ちその根源は同じモノなのかもしれない…


なんて思考の迷宮に迷い込む事を楽しんだりしてしまいます。


こんな事を考えて閃くと楽しくて…

悪趣味ですか?
 
 
 

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